卒論提出

卒論を提出してきた。(1年ぶり2度目)。卒論はほとんどの人にとって人生一度の出来事だが、僕は留年したから卒論を書くのは2度目だ。何か大切なことに思えた卒論提出も2度目となるとただの事務作業のようなものだ。

「わあー修論みたいやねぇ」枚数を確認する教授にそう言われると、お世辞とわかっててもちょっとうれしい。提出するとすぐに桂キャンパスのバス停に向かった。バス停前のパン屋でサンドイッチを買って2年間の研究室生活をぼんやり思い出していた。

今思うとなんでこの研究室に入ったのかわからない、もっと他の研究室に入ればうまく行ったのかもしれないし、同じように失敗したのかもしれない。それはわからない。今はもう考えてもしょうがないことだ。まだ、発表が残ってるけど、とにかくもう研究しなくていいと思うと楽な気持ちだ。

理系のいい大学に入って修士号をとって研究職になる。人生の大部分はこのために準備されてきたのにここ数年ですべてをぶち壊してしまった。僕は研究に全く興味を持てなかったし、理系っぽいことにもあんまり興味も持てなかった。理系にすすんだのも親を喜ばせるためだったのかもしれない。僕は僕が自分で選択してきたと思われること全部が、結局は周りを喜ばせようと無理していたのかもしれないと思うと、自分のことを空っぽで空洞だと感じる。

カラオケでゆらゆら帝国の空洞ですを歌って曲の持つ力にあてられて虚無になっていたら友達に「大丈夫?」と聞かれ「空洞になってた」と答えたら「宗教?」と返された。いいなあそんな宗教あったら入りたい。

 

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