purpledの日記

自由に生きればこの世の楽園

卒業式

京都大学の卒業式に行ってきた。当日はいい天気で会場の"みやこメッセ"は卒業生やその家族などで溢れていた。大体の人が楽しそうに誰かと集団になって話をしているのを見ると、2留したせいで会場に知り合いが居ない僕は仲間はずれにされたような気持ちになりつまらない顔をしながら大広間に入った。中に入ると広間の席は満員で後ろの方で立ち見することになった。卒業式はすでに始まっていて各学部の主席の人たちが代表で卒業証書をもらっていた。

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もうつまらなくて帰りたい気持ちになったけど僕は2016年の入学式の日、雨が降っていたので出席してなくて、せめて卒業式は出ておこうと思い、退屈を我慢しながらじっとしていた。

卒業証書授与も終わり湊学長のスピーチが始まった。式典は基本嫌いだけど式典でされる含蓄のあるスピーチは割と好きなのでどんな話が聞けるか少し期待しながら耳を傾けた。

www.kyoto-u.ac.jp

内容は上の通り特に面白いところもなく普通だった。上の文章には書かれていないけど赤毛のアンのくだりで
「この話は去年の卒業式でもしたのですが......」
と言っていて、ええー、去年と同じなのかよ!とがっかりした。

しかもスピーチの最後「吉田寮がどうのこうの!!!」みたいなことを大きな声で訴えている人が居てスピーチのグダグダ感が一層出ていた。

いたたまれなくなってまだ終わってないけど会場をでて一人で写真撮影をした。

(やっぱり来なくてもよかったんじゃないか?)

そう後悔しながらも学部の学位記授与式のために吉田キャンパスに行った。

学部棟の大講義室では一人ひとり学科長にに呼ばれて学位記をもらった。留年した人は五十音順を無視して後ろの方に固められていたので自分以外にも二人2留した人がいると知り驚いた。

単純な性格なのでかっこいい入れ物に入った学位記をもらうと機嫌がよくなった。3年前はこの大講義室に入るだけで吐き気がして玄関の椅子で休んでいたのによく頑張ったもんだ。

午後は酒蔵にいったり、御所でたそがれたり、京料理を食べたりして最後の京都を楽しんだ。

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帰りにtwitterを見てたら

いつ京都に戻れるだろう?戻れたとして白川通で宿をとって学生時代のように遊んでもそれは観光客で下宿の一日じゃない

というようなtweetを見てもう京都の学生生活が永遠に戻ってこないことを感じて切なくなった。

うわー切ない。